最近、「AIでホームページ作れるのでは?」とよく聞かれます。
結論、作れます。
しかも今は、ほとんど費用をかけずにホームページを作ることもできます。
実際、弊社でもホームページ制作の一部にAIを活用し、制作時間の短縮を図っています。
では、AIでホームページを作れる時代に、わざわざ制作会社に依頼する意味はどこにあるのでしょうか。
今回は、実際に弊社へご相談いただいたお客様の話も交えながら、ホームページ制作会社の介在価値について書いてみようと思います。
目次
実際にAIでホームページを作った方から依頼をいただいた
以前、弊社にホームページ制作のご相談をいただいたお客様がいました。
その方は、すでにAIを使ってご自身でホームページを作っていました。
ホームページ自体は完成しています。
それでも、最終的に弊社へ制作をご依頼いただきました。
理由を聞いてみると、
「検索してもなかなか出てこない」
「デザインがいまいちしっくりこない」
「ホームページはできたけど、これで集客につながるのか分からない」
といった悩みを抱えていました。

そこで弊社では、デザインを作り直すだけでなく、検索キーワードの設計からホームページの構成まで見直しました。
結果、1ヶ月で「〇〇 × 沖縄」という検索キーワードで検索順位3位まで上昇しました。
それまでホームページ経由の問い合わせはほぼゼロだった状態から、月平均5件の問い合わせが入るようになっています。
この話に、これからのホームページ制作会社の価値が表れていると思っています。
ホームページを「作ること」と、ホームページを「成果につなげること」は別だからです。
「作れること」と「成果につなげること」は別、という話
髪を切るのも、料理を作るのも、自分でできる
これはホームページに限った話ではありません。
髪は自分でも切れます。
料理も自分で作れます。
写真もスマートフォンがあれば自分で撮れます。
それでも美容室に行く人はいますし、飲食店にも行きます。商品撮影をプロのカメラマンに依頼する会社もあります。
なぜかというと、求めているものが単純な「作業」だけではないからです。
髪を短くするだけではなく、自分に似合う髪型にしたい。
料理を作るだけではなく、自分では作れないおいしい料理を食べたい。
写真を撮るだけではなく、商品の魅力が伝わる写真にしたい。
「できること」と「目的を達成できること」は別です。
ホームページも同じだと考えています。
AIでホームページを作るハードルはかなり下がった
以前は、ホームページを自分で作ろうと思えば、HTMLやCSSなどの知識が必要でした。
WordPressなどのCMSが普及してからはかなり簡単になりましたが、それでもある程度の知識は必要でした。
今はさらにAIがあります。
文章を考えてもらう。
構成を考えてもらう。
デザイン案を出してもらう。
コードを書いてもらう。
以前であれば専門知識が必要だった作業の一部を、AIが代わりにやってくれるようになっています。
今後はさらに「ホームページを作る」ということ自体のハードルは下がっていくと思います。
だからこそ、制作会社の価値も変わっていくと考えています。
これまでは「ホームページを作れること」そのものにも価値がありました。
これからは、
作ったホームページをどう成果につなげるか。
ここまで考えられることが、制作会社に求められる価値になっていくと思います。
ホームページを「成果」につなげるために必要なこと
ホームページは完成している。でも、成果につながらない
先ほどのお客様も、ホームページそのものは完成していました。
ページもある。
文章もある。
画像もある。
お問い合わせもできる。
「ホームページを作る」というところまではできています。
それでも弊社へ相談に来られました。
なぜなら、その方が本当に欲しかったのはホームページそのものではなく、ホームページを使った集客だったからです。
新規のお客様をホームページから獲得したいのであれば、まずホームページを見つけてもらわなければいけません。
そのためには、
誰がどんな言葉で検索しているのか。
どの検索キーワードを狙うのか。
そのキーワードに対して、どんなページを用意するのか。
といったSEOの設計が必要になります。
そして、検索からホームページに来てもらった後も重要です。
最初に何を見せるのか。
自社の強みをどう伝えるのか。
料金をどこまで見せるのか。
実績をどこで見せるのか。
問い合わせる前に、お客様は何を不安に感じるのか。
その不安をどの情報で解消するのか。
そして、どこで問い合わせにつなげるのか。
こうした部分まで考えて初めて、ホームページが集客のための仕組みになっていきます。
お問い合わせボタンを置くだけでは「導線設計」ではない
ホームページ制作では「導線設計」という言葉がよく使われます。
お問い合わせボタンを目立たせる。
ページの途中にお問い合わせへのリンクを置く。
もちろん、こうしたことも必要です。
ただ、弊社が考える集客導線設計は、もっと手前から始まります。
例えば、沖縄でリフォーム会社を探している人がいるとします。
その人は、
「沖縄 リフォーム」
と検索するかもしれません。
あるいは、
「那覇 キッチン リフォーム」
「沖縄 リフォーム 費用」
と検索するかもしれません。
検索する言葉によって、その人が知りたいことは違います。
そしてホームページに入ってきた後も、
「自分の地域まで来てくれるのか」
「この工事にも対応しているのか」
「どんな施工実績があるのか」
「費用はいくらくらいなのか」
「まだ検討段階だけど相談していいのか」
など、問い合わせるまでにはいくつもの疑問があります。
その疑問を一つずつ解消していき、
「ここなら一度相談してみてもよさそうだ」
と思ってもらった先に、問い合わせがあります。
つまり、集客導線設計とはお問い合わせボタンを配置することではなく、
「検索してホームページに来た人が、何を知り、何を判断し、どう問い合わせまで進むのか」を設計すること
だと考えています。
「検索しても出てこない」にはSEOの設計が必要
弊社へホームページの相談をいただく中で、
「ホームページはあるけど検索しても出てこない」
という話を聞くことがあります。
ホームページを公開しただけで、狙った検索キーワードに上位表示されるわけではありません。
例えば、
誰に見てもらいたいのか。
その人は何を検索するのか。
どのキーワードをどのページで狙うのか。
検索した人が求めている情報を、そのページで十分に提供できているのか。
サイト全体をどのような構造にするのか。
こうした部分まで考えていく必要があります。
弊社では、ホームページを作るだけではなく、SEOを含めて「どうやって見つけてもらうか」という部分から設計することを重視しています。
その会社にしかない情報をどう見せるか
もう一つ、ホームページを制作するときに弊社が重視しているのが、その会社にしかない情報です。
SEOには「E-E-A-T」という考え方があります。
Experience(経験)
Expertise(専門性)
Authoritativeness(権威性)
Trustworthiness(信頼性)
です。
言葉だけを見ると難しく感じますが、ホームページに置き換えると、
「この会社に仕事を頼んでも大丈夫だと判断できる材料があるか」
という視点で考えると分かりやすいと思います。
例えば、
実際にどんな仕事をしてきたのか。
どんな実績があるのか。
誰がサービスを提供しているのか。
どんな経験や専門知識を持っているのか。
実際のお客様はどう評価しているのか。
こうした情報です。
文章そのものはAIでも作れます。
しかし、その会社が実際に経験してきたことや、実際に手がけた仕事までAIが作れるわけではありません。
だから重要なのは、文章をそれらしく整えることではなく、
その会社がすでに持っている経験・実績・強みの中から、何をホームページで見せればお客様の判断材料になるのかを考えること
だと思っています。
この記事も同じです。
「AIでホームページを作るメリット・デメリット」を調べてまとめるだけなら、似たような記事はいくらでも作れます。
でも、
実際にAIでホームページを作った方が、その後弊社へ相談に来られ、最終的に制作をご依頼いただいた。
これは、弊社が実際に経験したことです。
こうした実体験を含めて情報を発信することも、ホームページやブログを運用していくうえで重要だと考えています。
結局、AIと制作会社どちらを選ぶべきか
とりあえずホームページがあればいいなら、AIで作ればいい

ここは、目的次第だと思っています。
例えば、
会社名で検索したときに会社情報が出ればいい。
名刺にホームページのURLを載せたい。
サービス内容と連絡先が確認できればいい。
とりあえず会社としてホームページを持っておきたい。
こういった目的であれば、AIを使って自分で作る選択肢もあります。
それで目的を達成できるのであれば、それでいいと思います。
一方で、
「Google検索から新しいお客様を獲得したい」
「ホームページから問い合わせを増やしたい」
「採用応募につなげたい」
「競合ではなく自社を選んでもらいたい」
という目的があるのであれば、単純にホームページを作るだけではなく、その目的から逆算した設計が必要になります。
制作会社に依頼する意味は、「作れる」と「成果につなげる」の違いを作ること。
弊社はそう考えています。
AIの普及で「作るだけ」の制作会社は淘汰されていくと思う
これは制作会社側にも言えることです。
私は、AIの普及によってホームページ制作会社は今後淘汰されていくと思っています。
その中でも特に厳しくなっていくのは、「ホームページを作ること」だけを価値としている制作会社です。
「5ページ作ります」
「スマートフォンに対応します」
「お問い合わせフォームを付けます」
もちろん、これらも必要な作業です。
ただ、AIによって「作る」という作業自体のハードルが下がっていけば、それだけでは制作会社に依頼する理由は弱くなっていくと思います。
これから必要になるのは、その先です。
どうやって見つけてもらうのか。
どうやって自社の強みを伝えるのか。
どうやって選んでもらうのか。
どうやって問い合わせや採用などの成果につなげるのか。
そこまで考えることが、制作会社の仕事になっていくと考えています。
弊社では、その中でも特にSEOと集客導線設計を強みにしています。
検索からホームページを見つけてもらい、必要な情報を伝え、問い合わせなどの成果につなげる。
ホームページを作って終わりではなく、その先まで考えて制作することを大切にしています。
大事なのは「AIで作るか、制作会社に頼むか」ではない
結局のところ、大事なのはAIで作るか、制作会社に頼むかではありません。
何のためにホームページを作るのか。
ここだと思います。
ホームページを持つことが目的なら、自分で作る。
ホームページから成果を出したいのであれば、そのためのSEOや集客導線まで設計する。
そして、自分でそこまでできるのであれば、自分でやってもいいと思います。
難しい、あるいはそこに時間を使いたくないのであれば、制作会社に依頼する。
実際、今回ご紹介したお客様も、AIを使ってホームページそのものは作ることができていました。
それでも最終的に弊社へご依頼いただいたのは、ホームページを「作ること」の先にある部分に課題を感じたからでした。
AIによってホームページを作るハードルは、これからさらに下がっていくと思います。
だからこそ、私たち制作会社も「ホームページを作れます」だけでは足りません。
作ったホームページを、どう成果につなげるのか。
そこまで考えることが、これからのホームページ制作会社の介在価値だと弊社は考えています。
本気で成果につなげたい方向けに「WEB顧問」をやってます。
今回書いたような、ホームページを「作る」から「成果につなげる」までを、SEOや集客導線の設計も含めて継続的にサポートする「WEB顧問」というサービスをやっています。月5万円〜、今あるサイト(AIで作ったサイトも含みます)でも大丈夫ですし、これを機に弊社で作り変えることもありです。
繰り返しですが、ホームページは作って終わりではなく、育てるもの。
公開後、実際に検索順位や問い合わせ数を動かしてきた経験をもとに、公開後の運用まで継続的にサポートします。
「作ったけど、このままで大丈夫か分からない」という方は、お気軽にご相談ください。